2012年7月21日土曜日

カボチャの雌花が咲かない

勢い良く育つカボチャ.元はと言えば生ゴミ堆肥を作って畑の土として蒔いたところ,ボコボコと芽が出てきて,それを新しく開墾した畑に植え替えたもの.暑さが増してきて一気に主枝が伸びて,花も順調に咲いていたのだが,よく観察してみると一つも雌花がない.雄花を摘み取って雌花に花粉を振りかける人工授精を施そうと思っても肝心の雌花がないなあ,とずっと思っていた.
そこで,今日調べてみると,栄養過多になったりすると(必ずしもそれだけではないようだが),雄花しか咲かないことが多いとのこと.そのときには,雌花が咲くまでは雄花を摘み取る,といった方法をとるらしいので,早速すべての雄花を摘み取った.
現在,蕾の花は一体どちらになるのか?がわからないので,実験的に咲いている,花になっているもののみを摘み取り,蕾はすべて残してみた.
摘み取られた後で,雌花が咲く,となれば生体内でなんらかの信号が送られると想像されるが,興味深い.
動物では,フナにみられるように雌雄同体で,繁殖期になるとメスがオスになることは多いが,もともと全部がオス,というところが興味深い.そもそも,雄花が切られれば雌花が出るとなれば,植物自体が自分の存在を知っていることになる.「我思う,故に我あり」の心境.

全部,雄花 

雄花を全部摘み取った

0 件のコメント:

コメントを投稿